6:嘘を避ける
苦の因子を避けることで不幸を遠ざける、第6の行動は「嘘を避ける」こと。
でも、日本語には「嘘も方便」ということわざがある。
だから楽の因子になることもあると考えている人も多いかもしれないけれども、本当はそうではない。実は、苦の因子になる。
なぜかというと、嘘というのは真実を覆い隠してしまうからだ。
つまり、真実から遠ざけて、本当の姿を覆い隠し、正しく向き合うことを妨げるという因子に繋がる。
だから、嘘を多く言う人ほど、実は騙されやすくなる。 そのため詐欺にあいやすくなる。
ほかにも、真実を見抜く目が鈍ってしまうとか、そもそも真実や真相に出会えなくなるとか、秘技や秘伝といったものを明かしてもらえなくなる。 そういう因子を詰むことになってしまう。
この因子は、他の因子と比べると微々たる作用に見えるかもしれない。
でも、正しいものに巡り会えなくなる・察知できなくなるということは、間違えた情報とか、間違えた真実に騙されてしまうということでもある。
情報過多な今の世の中、とくに、騙すのが大得意なAIが台頭してきている現代においては、それがハイリスクであると痛感する人は多いのではないだろうか?
因子が減るとどうなる?
このような負の因子が減るとどうなるかというと、以下のような体験が現れやすくなる。
- 嘘を嘘だと見抜きやすくなる
- 騙されにくくなる
- 真実を聞かせてもらいやすくなる
- 秘伝や秘技を明かしてもらいやすくなる
因子が増すとどうなる?
このような負の因子が増してしまうと、どんな影響を受けやすくなるかというと、以下のような体験をしやすくなる。
- 嘘を嘘だと見抜きにくくなる
- 騙されやすくなる
- 真実を覆い隠されてしまう
- 大切な情報や重要な情報にアクセスする縁が減る