この段階においては、それが存在することで嫌な思いをするという環境に身を起きやすい。
魂にとって、このステップに該当する課題というのは、すでにこれまで幾度も体験したものなので、最初から要領の良さがある。
素質があったり才能があったりして、難なくこなせたり手に入れる能力自体はある。
それなのに、それと関わることで嫌な思いをする・傷つくという思いをしやすい。
そればかりか、その課題に関連した、マイナスの出来事にばかり遭遇するとか、傷つける人間関係に遭うとかしやすい。
このような状況というのは、魂が体験したくないものに対して、表層的な感情や意思によって、無理やりやりこなそうとした場合でも起こりやすい。
その場合、無理をやめて流れに身を任せるだけでも自然とすぐにまた離れられる。
でも、自分の意志でこうしてやろうとひた走ったわけではなくて、勝手にそういう状況になってしまう・しかも離れたいのに離れられない。という状態である場合は、それこそが因子を手放すという課題に直面している状態だからである可能性が高い。
この状態に至っている場合、とても苦しいことが多くなってしまっているだろう。
なのに、向き合わなければならない。
これは魂が手放しを課題にしており、因子を手放そうとしているから起こることである。
投影によって因子は消えるでもお話したように、一度自己が内在化してしまった魂の記憶というのは、世界に対して投影しなければ無くならない。
だから自分の因子を出し切るまで、その課題として抱えている因子による現象化が起こり続けているという状態である。
でも、先述の記事でも書いた通りに、そこでまた反応・感情・体験として応じてしまうと、因子が再生産される。これによってループしてしまう状態というのが、ままある。
この再生産とループという状況にいちど入り込んでしまうと、抜け出すのに苦労する。
それを避けるためには、状況に飲み込まれないように気をつけなければならない。
これが手放す課題であり、手放すことを目的に現象化が起きているだけなのだと理解して、冷静さを保つ。
感情的にならないように気をつける・手放しの過程だと理解して、反面教師と受け取ってやり返さない。それだけでも効果はあるが、さらに、もっと早くにこのプロセスを終わらせるには、積極的に苦の因子を楽の因子に転ずるという方法もある。
その方法は、苦の因子を避ける方法で解説する。
魂の記憶に内在している因子を手放すこと。
それによって、その経験から離れることを魂は望んでいる。
因子の現象化がひととおり終わったら、この段階は自ずと終わる。
現象化したものに感情を動かす・反応する・やり返すことが因子の再生産に繋がる。
その結果、因子のループが起こりなので、冷静に向き合うことを心がけるべし。
①感情的になる・やり返す癖
もしあれば見直した方が良い。因子の再生産を招く。
②自分を誤魔化さない
苦労があると、そのぶん価値があるように感じられてしまうかもしれない。それを苦だと認めることそのものに抵抗感があったり、苦痛を感じたりするかもしれない。
それでも、それが自分に及ぼした影響と向き合う必要がある。大丈夫。それを受け入れても、あなたは壊れない。あなたの価値が否定されるわけではない。
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