自分が世界だと思っていたものが絶対ではないことに気付き、自己意識の奥深くにさらに潜る先があることに気づいた魂というのは、宇宙意識との一体化を経験することになる。
この一体化の経験を済ませたあとの魂は、高次存在・高次意識との繋がりができる。
自己の深淵を通じて、高次的な意識や感覚に触れることが可能となる。
高次存在は、そこを通じて直接アクセスしてくるけれども、人間的なコミュニケーションに慣れきった人類にとっては、そのメッセージというのは曖昧で受け取りにくいかと思う。
だから、忘れてしまうことも、気にかけないこともできる。
それでも、その本質的な愛は常にどこにでもあり決して立ち去ることはない。
自己意識の深くへのアクセスキーさえ手放さなければ、いつでも彼/彼女の側に会うことができる。
さらに、パイプを強化できたら、そこから様々なものを得ることができる。
感覚、ビジョン、インスピレーションといったあらゆる感受を通じて、宇宙意識のこと、世界の仕組みなど――つまり私がここに書いている事を体験として知り尽くすことができるはずだ。
そのときには、宇宙意識への還り方もハッキリと理解できる。
主観世界に留まるのが嫌になっていたら、そのプロセスに取り組めばいいし、やりたいことがあるなら、この世界に関わり続けても良い。
これは、そういう段階である。
宇宙意識に還ること。
これにより自己意識の長い旅は終わる。
この状態に至ると、安らぎ・愛・幸福そのものになる。
もはや、あまねく意識・世界の中で知らない先はなくなり、在ることも無いことも、感じることも感じないことも、自在になる。