苦の因子を避けることで不幸を遠ざける、第4の行動は「争いを避ける」こと。
争いと聞いて真っ先に思い浮かぶのは戦争だと思うけれど、それだけではない。 物事を何らかの属性に従って善と悪に二分化して争ったり憎しみあったり、優劣をつけあうこと、それ自体を指す。
争いの中で昨今、最も身近なものといえば、インターネット上でよく見かける、男女や人種や思想等に分かれた暴言による応戦だと思う。
これらも、ここで述べる争いに該当する行為だ。
建設的な議論は、ここに該当しない。けれども、これが議論の範囲を超えて、何らかの属性によって優劣や善悪や正誤に分かち、怒りや憎しみをぶつけ合う構図になってしまったら、それはもう争いと呼べる状態になってしまっている。
これは苦の因子を作る。
自己の主観世界に、嫌悪や憎悪を増幅して争いの火種を増やしてしまう。
傷つけられたり、否定されたり、拒絶、存在自体を悪・害とされる因子となる。
ほかにも、悪意を向けられるとか、嫌悪されるとか、そういう因子になる。
だから避けたほうが良い。
このような負の因子が減るとどうなるかというと、以下のような体験が現れやすくなる。
このような負の因子が増してしまうと、どんな影響を受けやすくなるかというと、以下のような体験をしやすくなる。